\飲む/ふるる冷麺|いや飲むな

\飲む/ふるる冷麺|いや飲むな

はい、今回は「\飲む/ふるる冷麺」を紹介します。「飲む冷麺」という名前だけでゴメンナサイをしたい商品ですが、知ってしまったからには取り上げないわけにはいきません。

以前ツイッターで「かぶ犬さん(鍵垢)」に教えてもらったのですが、発見できずにあきらめていました。そんな中、最寄り駅近くの自販機でシレっと売っていたので迷わずゲット。そんな訳で、伊藤園の「\飲む/ふるる冷麺」を紹介します。

伊藤園と辛ラーメンの謎コラボ商品

\飲む/ふるる冷麺は、伊藤園と韓国の「農心」とのコラボ商品。伊藤園は東京に本社を置く飲料メーカーで、1966年に本庄正則、八郎兄弟が創業。2022年度の売り上げは4316億円と、国内飲料メーカーでは5位。なぜこんな大企業が、キワモノ商品に手を出したのかは全く分かりません。しかもホームページに専用ページまで設けられていました。これは勝つ気満々ですね。ちなみに私は、創業者の名前が伊藤さんだとずっと思ってました。

コラボ相手の農心は韓国の企業で、インスタントラーメンの「辛ラーメン」を主力に世界で展開しています。1965年にロッテ創業者の弟が、ロッテから独立して創業。2022年度は、3129千億円の売上高を誇ります。ちなみに辛ラーメンのですが、「からい」が由来ですが、創業者名が「辛春浩」であるのも少しかけているのでしょう。

お茶を主力とする飲料メーカーと、インスタントラーメンが主力の企業とのコラボというのは、なかなか珍しいのではないでしょうか。

\飲む/ふるる冷麺とは

\飲む/ふるる冷麺

「ふるる冷麺」という名前を調べてみると、農心が販売するインスタント冷麺の商品名でした。ふるるとは、「スルスル、チュルチュル」といった韓国の擬態語だそうです。このドリンクを飲んだ時にスルスルやチュルチュルと感じるのは微妙だなと思いましたが、ちゃんと説明書きに「麺・卵などの具材は入っていません」と書いてあったので安心。汁だけ存分に味わえという両社の熱い気持ちが伝わってきます。

ホームページのキャッチコピーを見ると「辛ラーメン『農心』監修 スッキリした酸味と辛味がおいしい冷麺のスープ風飲料」とあり、色々と不安が募ります。

そんな訳で、\飲む/ふるる冷麺の栄養をタガメサイダーと比較しながら見てみましょう。

栄養素\飲む/ふるる冷麺タガメサイダー
カロリー21kcal41kcal
たんぱく質0.7g0g
脂質0g0g
炭水化物4.3g10g
塩分0.8g0g
(100mlあたり)

思ったよりもカロリーは低め。塩分がやや高いのが気になりますが、ダイエットを考えている人は迷わずタガメサイダーではなく「\飲む/ふるる冷麺」を選ぶべきでしょう。

次に原材料を確認してみます。

冷麺ソース(高果糖液糖、キムチエキス、ドンチミ濃縮液、酢酸発酵調味料、マルトデキストリン、梨ピューレ、ぶどう糖、砂糖、食塩、旨味パウダー、しょうゆ風調味料、リキュール、アカシア蜂蜜、発酵リンゴ濃縮液、マスタードフレーバーペースト、梅濃縮液)、液体調味料(糖類(水あめ、果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、コチュジャン、醸造酢、しょうゆ、洋なし濃縮果汁、オニオンエキス、酵母エキスパウダー、はくさいエキス、ねぎエキスパウダー、こんぶエキス、ジンジャーエキス)、果糖、果糖ぶどう糖液糖、砂糖、梅エキス、リンゴ酢、酵母エキス、小麦粉、粉末油脂(食用植物油脂、マルトデキストリン)、こんぶ粉末/酸味料、調味料(アミノ酸、核酸)、セルロース、香料、乳化剤、香辛料抽出物、増粘剤(加工デンプン)、(一部に小麦・大豆・りんごを含む)

タガメサイダーの主原料が糖類とタガメエキスというシンプルな構成に対して、\飲む/ふるる冷麺は豊富な原材料が使用されています。キムチエキスをはじめ、梨ピューレやリンゴ濃縮液などを使用してカロリーが21kcalというのは、まさに奇跡のドリンク。これはもう飲むしかありません。

\飲む/ふるる冷麺を飲んでみる

\飲む/ふるる冷麺

見た感じは白っぽい黄色で、申し訳ないのですが泡立ち具合と合わせて人から排出されるアレにしか見えません。匂いをかいでみると、「ああ冷麺の汁なんだろうな」という微妙な香りが漂ってきます。冷麺の汁だけに意識を集中したことがないのでよくわかりませんが・・・そんな訳で飲んでみることに。

辛いって!!!!

塩気のある冷麺汁を予想していましたが、いきなり「辛い」でした。さすが辛ラーメンを作る農心が監修しているだけあります。そして辛さの後に薄っすらと感じるリンゴ感が何とも言えません。辛いと予想して飲んだらそうでもないかもしれませんが、予想外の攻撃でいささか衝撃的でした。味については、シンプルに不味いです。

これでGOサインを出した、伊藤園さんの英断には敬意しかありません。ぜひこれに懲りず、様々な企業とコラボしてチャレンジし続けてほしいです。

まとめ

\飲む/ふるる

今回は、伊藤園の「\飲む/ふるる冷麺」を紹介しました。伊藤園のホームページによると「春夏にすっきり飲める味わいのため、昼食など食事のプラス1品として、また小腹が空いた時に好適な辛味飲料です。」とあり、10月の晩秋に飲んだのが間違いだったのかもしれません。今度は春の到来を待って、再チャレンジしたいと思います。商品が生き残っているのかは知りませんが。

\飲む/ふるる冷麺詳細

購入店自動販売機
内容量190ml
販売者株式会社伊藤園
監修農心
希望小売価格150円
容器の種類

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