はい、今回は「watermelon juice(スイカジュース)」を紹介します。毒ドリンク界において、一つのセオリーがあります。それは「瓜系ジュースにアタリ無し」というもの。
その瓜系ドリンクの代表格が「スイカ」です。こまれで幾度となくスイカジュースを見てきましたが、定番化されたものを見たことがありません。
最近、毒ドリンクの入手先に困って苦し紛れにカルディへ寄ってみたところ、こちらのスイカジュースを発見。カルディもなかなか冒険心があるようです。
カルディで見つけたスイカジュースは「瓜系ジュースに当たりなし」のセオリーを打ち破れるのか?そんな訳で、今回はスイカジュースを紹介します。
HARUNAとチャバジャバン
こちらのスイカジュースは、タイから「チャバジャパン社」が輸入し、「HARUNA社」により販売されています。
販売元であるHARUNA社は、連結売上254億円を有するする企業。タイや群馬県にも工場を有しており、ちょっとした上場企業並みの規模を誇ります。
スイカジュース以外は一般的なフルーツを使ったドリンクを扱っているようで、ネタでスイカジュースを扱っている訳ではないようです。
ちなみにHARUNAの創業者の趣味で、美術館なども建設している様です。タイ産のドリンク輸入業って、そんなにも儲かるものなのでしょうか…なかなか奥深い世界です。
一方、輸入元のチャバジャバン社は、タイ最大手の果実系飲料メーカー「チャバ」が日本で設立した企業です。
世界25ヶ国以上で飲まれているといことで、こちらもソコソコの規模を有しているようです。
スイカジュースとは
まず、外観から見てみましょう。なんだかスイカが炸裂していますよね、桜島の噴火と何か関連があるのでしょうか。とっても嫌な予感がします。
裏面に記載されたスイカジュースの特徴には
- ストレートスイカ果汁、ストレートレモン果汁使用‼︎
- 砂糖不使用!
- 香料・着色料不使用!
- 果汁100%
と、健康面のアピールがなされています。特に、果汁がストレートという特徴にビックリマークが2つ付くアピールポイントです。味に関しての言及が無いのが気になるところですが…
隣には、スイカジュースの説明が記載されています。
フルーツ王国タイ産のストレートスイカ果汁に、レモン果汁をほんの少々加え、スイカの甘味がありながらもすっきりとした味わいに仕上がりました。まるでスイカそのものを食べているような驚きの味わいをお楽しみください。
スイカ果汁だけでは甘すぎて飲みづらいため、レモン果汁を投入したのでしょうか。しかし少々で大丈夫なのか、若干心配です。
最後の「まるでスイカそのものを食べているような味わい…」というフレーズは、使いやすいため毒ドリンク系にありがちな文言。ただ「いや、普通にスイカ食べるし!」という一言で論破されてしまう危険なフレーズです。
では、栄養素的にはどのようになっているのか、タガメサイダーの栄養素(100gあたり)と比較しながら見てみましょう。
栄養素 | スイカジュース | タガメサイダー |
カロリー | 32kcal | 41kcal |
たんぱく質 | 0g | 0g |
脂質 | 0g | 0g |
炭水化物 | 7.6g | 10g |
塩分 | 0g | 0g |
甘いイメージですが、意外とカロリーが低めでした。糖質が気になる方は、タガメサイダーよりもスイカジュースを選びましょう。
次に原材料を見てみます。
原材料:果汁(スイカ・レモン)、酸化防止剤(ビタミンC) |
果汁とビタミンCだけいう、余分なものを一切排除した原材料。純粋にスイカを味わって貰いたいという企業の想いが伝わってきます。恐怖しかないですね。
スイカジュースを飲んでみました
飲む前に匂いを嗅いでみると、完全にスイカの匂いがします。ただ、いい匂いかと言われると微妙なところ。
イチゴなら「甘そうでいい香り」となりますが、スイカの場合そうならないのは何故でしょう?この辺りがイチゴ系ジュースは許されるけれども、スイカ系ジュースが許されない理由なのかもしれません。
色は、スイカ100%ということで真っ赤です。写真ではトマトジュースぐらい赤く見えますが、それよりは、やや透明感があります。
ちなみにしばらく放置していると、上部に果肉がたくさん浮かんできました。果汁100%というのが嫌でもわかります。
それでは実際に飲んでみましょう。
完全なるスイカ汁!
スイカ100%というだけあって、容赦なくスイカ汁でした。一応、スイカの存在感を薄めようとレモンが入っていますが、スイカの存在感は圧倒的。
あなたは普通にスイカを食べ終わった時、お皿に残ったスイカの汁を飲みますか?恐らく、飲まない方が多いのではないでしょうか。もう、最初から答えはわかっているのです。
イチゴの場合は甘さの中にまろやかさが、オレンジ系の場合は甘さと共に酸味があります。その点において、スイカは甘さしかないという点で飲みにくいのかもしれません。
美味しくはありませんが、東南アジア系ではこのような甘い系のドリンクが好まれているようです。ちなみに、娘に少し試飲してもらうと、悶絶していました。
まとめ
今回は「watermelon juice」こと、スイカジュースを紹介しました。
瓜系ジュースに当たり無しというセオリーは、今回も打ち破るとは出来ませんでした。
ただ販売元のHARUNAさんは、意欲的な企業のようですので、パワーアップしたスイカジュースの登場に期待したいところです。
スイカジュース詳細
購入店 | カルディ |
原材料 | 果実(すいか、レモン)/酸化防止剤(ビタミンC) |
内容量 | 180ml |
原産国 | タイ |
販売者 | HARUNA株式会社 |
輸入者 | 株式会社チャバジャパン |
容器の種類 | 紙パック |
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